全日本自転車競技選手権

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全日本自転車競技選手権 TT/U23/Road
 Race REPORT

レースレポート

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27回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会
日付 2024年6月21日
開催地・コース 日本サイクルスポーツセンター(5.0km /周)右回り距離:25km(5km×5周)
出場:渡邉(11位)菅原(12位)

タイムトライアルで日本一を決めるレースが日本サイクルスポーツセンターにて開催された。渡邉と菅原の2名がエントリー。日本CSCを右回りに5周、テクニカルな下り、登坂で形成されたコースはTTバイクで走るのが吉か、ノーマルバイクが吉か。更には大雨でスリッピーなコースとなったためより難しい選択となった。
結果から発表すると渡邉11位、菅原12位であった。渡邉は攻めた結果4周目に落車してしまい大きくタイムを落としてしまった。しかし優勝したUKYOの鎌田選手のタイムには届かなかったので力負けと言わざるを得ない。菅原はロードバイクで出走し大雨の為攻めすぎず抜きすぎず安定したタイムで周回を重ねた。

~渡邉談~

U23最終年の全日本選手権個人タイムトライアル。個人タイムトライアルはあまり得意では無いが苦手克服、現状の力の把握の為にも今回準備してきた。
事前に出せる出力、タイムを計算し、それに合わせて順位を意識するというよりは、常に心拍数と出力を意識しながら走った。余裕を持った状態で計5周回のうち3周を終え、ここからどれだけ上げていけるかという4周回目。コーナーに慣れてきた矢先、テクニカルな下り区間でラインを外側にずらした際に前輪がスリップ。幸い怪我は軽症で済み、すぐに再乗車出来たが、一度崩れたリズムを取り戻すことは出来ず、予定から2分近く遅れてゴールすることになってしまった。
落車するまでは計画通りに走ることが出来ていた。そこで冷静さを欠いて落車してしまったことは大きな反省。だが落車せず予定したペースで走り切っていても、U23トップには遠く及ばないタイムであり、力の差を痛感した。
明日は厳しいコースでの全日本選手権になるが、去年から付けてきた力とクレバーな走りで優勝を目指したい。


~菅原談~

全日本TTのコースとなった修善寺は登坂が多く、自分が持つTTバイクの仕様では対応できないと考えてロードバイクでの出走を選んだ。当日は滝のような雨が振り、こんな天候で走るのは初めてだったことを思い返すと間違った選択ではなかったと思う。出走直前でwave1のグループで落車が頻発していたことを教えていただき、下りとコーナーは最大限のマージンを取って走った。唯一TTバイクに太刀打ちできるはずの登り区間でリードを築けるほどの脚もなく、順当にリザルトは下位に沈んでしまった。機材準備で負け、それを覆すほどの登坂力もコーナリングスキルもなかったため、今回は良い点が無いレースにしてしまった。コースプロフィール的にも出来ることは普段よりも限られるが、明日のロードレースではチームに貢献できるような走りをしたい。

~監督談~

大雨により難しいタイムトライアルとなった。その中でもベストを尽くし優勝を目指したが遠く及ばず。

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第92回 全日本自転車競技選手権大会 MU23ロード・レース 

日付 2024年6月22日
開催地・コース 日本サイクルスポーツセンター(8.0km /周)右回り距離:112.0km(8.0km×14周)
出場:菅原(14位)瀬戸口(41位)林(DNF)渡邉(DNF)林(DNF)中川(DNF)

日本で一番強い選手を決めるレースが日本CSCにて開催された。前日の雨とは打って変わって晴天の中での競争となった。優勝者は一年間日の丸ジャージの着用が許されるため誰もが欲しいタイトルの一つである。
JPROTOURのレースよりはレベルが下がるため、全員自信をもって走るように指示。基本は各自の動きを潰しあうことだけは禁止し、自由に動き、各自最大リザルトを持ち帰ろうと話し合いスタートへ。渡邉は最終局面には確実に残れる足があるので勝ちを強く意識させスタートへ。

レースは恐ろしいほどのスローペースで進行。1周目は集団から誰もドロップすることなく完了。珍しい光景である。3周目にレースが動く。菅原が逃げ集団を形成し先行を始める。SNEL 佐藤選手マトリックス 岡崎選手京都産業大学 山田、渡辺選手明治国際医療大学 清水選手アヴニール 菅原以上6名で先行を開始。
5周目にトラブルが発生。エースの渡邉が落車で大きく遅れているとの連絡が入る。中川とバイク交換をして復帰を目指したが大きく開いた差は埋められずその周でレースを降りることに。緩んでいる集団の中で無謀な動きをした選手が原因。是非勝負がかかっていない時はリラックスしてまわりに気を遣って走行して欲しい。無駄な落車が減ることを願います。
渡邉のリタイアによりエースは菅原に託されることになった。彼は生き残って登りスプリントで勝負する事が一番勝率が高い。しかし逃げ集団で足を削って先行中である。一度メイン集団に戻すことも考えたがそのまま続行。後ろに捕まっても動けるだけの足を残しながら逃げて欲しいと指示。安定したペースでレースは消化されていく。
8周目、菅原の逃げが吸収されて振り出しに戻る。せめて小集団になっていれば良かったが大集団のまま吸収されてしまい少し不利な状況に。追い打ちをかけるように林がメカトラブルでバイクチェンジを余儀なくされ集団から遅れてしまう。残されたカードは菅原と瀬戸口の2枚になってしまう。
10周目に瀬戸口が遅れてしまい、菅原は11周目まで粘るものの優勝候補の精鋭たちの動きはフォローできず優勝争いからは遅れてしまった。シマノレーシング 寺田選手UKYO 鎌田選手立命館大学 松井選手明治大学 林原選手SNEL 佐藤選手京都産業大学 森田選手法政大学 宇田川選手この6名で最後まで行き、寺田選手がロングスプリントを決め優勝。菅原は粘りに粘って14位でフィニッシュ。瀬戸口も41位で完走。


~菅原談~

人生で一番きつい3.5時間だった。和貴さんがリタイアして自分で勝負しないといけないと聞いたときは足がもうきつかった。何度も心が折れそうになったが不本意に終わったチームメイトの為にも一つでも上の順位を目指しました。メイン集団にとどまっていれば少しでも上の順位が目指せたかもしれないがそれはそんな機会が舞い込んできた時に試したい。

~監督談~

渡邉の落車は痛すぎた。いつものメンバーであったのであの精鋭集団には確実に残ることが出来ていた。このために1年をかけて準備してきた。そんな彼に僕が昔救われた言葉を送りたい。「結果は、どうしても運に左右される確率が残るけど準備には、それが入り込む余地はない。取り組む時に準備を怠り無くやったときは、誰でもカッコよくなれる。言わなくても、誰かが見ている。」結果は残すことが出来なかったけれど彼の姿勢は鬼気迫るものがあった。
菅原はまた想像を超える走りを披露してポテンシャルを見せてくれた。林も1ヵ月前とは別人の走りであった。瀬戸口も怪我から完全復帰。中川は不調であったが原因は突き止めたので次回に期待して欲しい。週末はさらに多くのメンバーを山梨に集めより強いチームにしていきたい。後半戦はさらに良い結果を掴めるように精進していきますので応援の程どうぞよろしくお願いいたします。

 

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第92回 全日本自転車競技選手権大会 エリートロード・レース 

日付 2024年6月23日
開催地・コース 日本サイクルスポーツセンター(8.0km /周)右回り距離:160km(8.0km×20周)
出場:横矢(DNF)藤井(DNF)

昨日と打って変わって強風、大雨の中日本一を決めるレースが開催された。横矢と藤井の2名が出走した。作戦は勝負所でペースが上がったときは耐えられないので前待ちをして少しでも長くサバイヴしようと。まだ勝負に絡む力はないので出来るだけ生き残れるかを考えてスタートへ。
想像を絶する激しい展開がスタートから繰り広げられることとなった。単騎での抜け出しがいくつかある1周目を終え、2周目。藤井、横矢共に最前線で動き回っている。有力どころが強くない逃げを行かせてコントロールに入ってくれることを祈りながら逃げを狙っていく2人。横矢が3選手と抜け出しに成功。桂選手、ヴェロリアン松山香山選手、シマノレーシング河野選手、ブリヂストン10秒ほどのタイム差をつけて逃げているが後ろも容認する気配はない。
4周目にまた横矢が抜け出す。コンディションが良さそう、走りから伝わってくる。石上選手、愛三工業阿部選手、ヴェロリアン山本選手、キナン石橋選手、UKYO横矢、アヴニールこの動きも嫌ったチームの追い上げで振り出しに戻るが展開が激しすぎて5周目にして25名しか集団に残っていない。20周回のうち5周で勝負できる選手が明らかになってしまった。その中でもUKYO勢と群馬グリフィン金子選手が異次元の強さを発揮している。
この動きにより藤井は遅れてしまう。それでもかなり粘ってあと少しで生き残れる場所では走れていた。その後も激しい展開は収まるどころか激化し7周目で横矢も遅れてしまう。
レースが一度落ち着いたのは9周目。UKYO増田選手の単騎逃げを容認して一度落ち着く形となった。そこからはサバイバルレースそのもの。強者が弱者を振り落とし前へ前へとアタックをしていき、小林選手、マトリックス金子選手、群馬グリフィン小石選手、山本選手、UKYOの4名が力尽くで勝ち逃げを作り上げゴールまで。小林選手が金子選手を捲り切り優勝。2位金子選手、3位山本選手と続いた。

~横矢談~

勝負のかかったアタックには今の僕では付いて行けないことが分かっていたので少しでも先行してレースに混ざっていたかった。実際先待ちが成功して25人まで絞られた集団に残ることが出来たのは自信になったが、そのあとさらに加速していく優勝候補の選手との力の差を見せつけられる形となってしまった。一度のペースアップなら付いて行けるけれど勝負する選手はそれをあと3~4回繰り出せていた。何度も高強度に入れられる力とベースアップして1回1回の強度を下げないと戦えないと感じた。鍛えなおして後半戦で結果を掴みたい。応援ありがとうございました!

~監督談~

この厳しいコースで最後まで戦える選手はまだいないとわかっていたので両選手ともに少しでも長く生き残ることだけを考えさせてスタートラインに向かってもらった。来年、再来年とこの経験を生かして上位進出、入賞を狙っていくためである。横矢は異次元のパフォーマンスを発揮し、ワクワクした。最速ラップの周に逃げようと集団からアタックしていた。後ろでは有力選手が次々と遅れているにもかかわらず。彼もCOVID-19を患ってしまい思うように練習できていなかったにもかかわらず。藤井も前々で展開しておりあのメンバーの中でも動けることは証明できたので来年に期待したい。後半戦はお盆合宿を経て勝てるチームを作り上げていきたい。応援の程どうぞよろしくお願いいたします。
 

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