JBCF東日本ロードクラッシック群馬CSC Day1&Day2
第57回JBCF東日本ロードクラシック DAY1
日付 2023年4月29日
開催地・コース 群馬県利根郡みなかみ町 群馬サイクルスポーツセンター6kmサーキットコース(6km/周 逆回り)
距離:150km(JPT)
出場:若月(45位)、水野(53位)、横矢(DNF)、瀬戸口(DNF)、渡邉(DNF)、藤井(DNF)、エリック(DNF)
ゴールドレートとランクの高い東日本クラシックが群馬CSCで行われた。距離は150㎞と長くスプリントに持ち込まれたり逃げ切りがあったりと展開は難しい。今回も積極的に動いてチャレンジしていこうと話し合いスタートへ。前半は水野、横矢、藤井で対応していく。ハイペースの中対応した横矢がレッドゾーンに入れてしまいドロップ。力があるだけに少し余力を残して展開しても良かった。その後7名程が抜け出していき逃げ集団を形成。程なくして藤井が追走集団に乗り先頭集団を追うが合流は出来ず。何名かは合流に成功し先頭集団は11名に。集団内でどのチームが牽引していくのかの探り合いが始まりタイム差は一気に拡大し3分近くまで拡大。我々アヴニールは乗り遅れているため本来であれば追走に人数を割かなければならないが力的に11名の逃げ集団とのタイム差を詰めることは難しく現状維持しかできないのが悔しい現実。愛三工業が総出でコントロールを始めタイム差は徐々に縮まっていく。この時点で集団に残ったのは若月、水野、エリック、瀬戸口の4名。徐々に人数を減らしていき最終局面へ。残り3周地点で若月、水野が集団に残る。若月は余裕があり最後勝負出来るかもしれませんとの一言。ラストラップの坂で全ての逃げを回収。カウンターアタックでKINANトマ選手、孫崎選手、マトリックスマンセボ選手が飛び出していく。集団のペースは上がりここで若月選手がドロップ。最後の山場を越えることが出来なかった。飛び出した3名のうち孫崎選手が逃げ切り優勝、次いでマンセボ選手、集団を長いことコントロールした愛三工業の岡本選手が3位となった。チーム最上位は若月選手の45位となったが勝負できる位置までは残ることが出来た。彼はまた一つステップを上がり次のステージへ進めるだろう。
~監督談~前半から積極的に動こうと話し合ってスタートしたにも関わらず逃げが形成されるまでに動いたのは3名。動けない(キツイ)のか動かない(作戦を理解していない)のかでかなり変わってくる。本来であれば集団で一番枚数を残していたのは我々であり集団牽引をしなければいけない。選手は逃げ遅れれば地獄の集団牽引が待っていることをもう少しわかって欲しい。仕事をしているチームに認められ集団内でのヒエラルキーを上げるためにも次回同じようなことがあれば総出でコントロールに加わっていくことも考えていかねばならない。~若月選手談~前半動けなくてチームに迷惑をかけてしまった。徐々に楽になってきて残り3周のペースアップを耐えられればゴール勝負まで行けると感じるくらいだった。しかしラストのペースアップにはついていけなかった。最近は無酸素系のトレーニングを多めに入れた為速くなった局面でも対応できたが4時間近くになるとパワーが出せなかった。長時間乗った後にVO2max以上の練習を取り入れて疲れた身体でもしっかりと負荷をかけられるようにしたい。
第57回JBCF東日本ロードクラシック DAY2
日付 2023年4月30日
開催地・コース 群馬県利根郡みなかみ町 群馬サイクルスポーツセンター6kmサーキットコース(6km/周 逆回り)
距離:60km
出場:横矢(18位)エリック(44位)水野(56位)藤井(73位)若月(DNF)瀬戸口(DNF)渡邉(DNS)
昨日とは変わり60㎞の超ショートレースで争われた。この日は終始ハイペースが予想され、無理して動くよりは動けるときに、危険な逃げにのみ反応していくと話し合いスタート地点に。雨の影響も展開に左右するので前で様子を見つつ展開したい。スタート後すぐに逃げ集団が形成され、集団はブリヂストンがコントロールを開始。スプリントに持ち込みたいコントロールの仕方で、下り平坦を快調に飛ばし登りはイージーに。このコントロールはブリヂストンと愛三工業くらいしかできない技術ではなかろうか。集団前方はイージーな展開だが後方はインターバルが強くかかり地獄絵図。一人また一人と減っていく。レースは残り距離を消化していき残り3周。淡々と進んできたレースではあるが横矢、水野、エリック、藤井の4選手が集団で最終局面を迎える。横矢が昨日とは打って変わって調子が良さそうなので横矢、エリックを集団前方で最終周の登りに送り出せるようシマノ、マトリックスなどのチームの隊列に並んでいく。横矢は登りを快調に飛ばし、エリックは何とか集団で登り切りスプリントへ向かう。横矢は集団スプリントの経験が少ないにも関わらず臆することなく臨み18位、エリックは44位でレースを終えた。この日はレースをしている感覚はあり徐々にではあるがステップアップしていると感じることのできるレースだった。
~監督談~今日は最終局面に3名を残すことが出来、満足までとはいかないが及第点。集団スプリントの経験が少ない横矢が任され最後の扉を開いたのは大きい収穫。ひとつひとつ課題をクリアし前へ進んでいきたい