全日本自転車競技選手権大会 ロード・レース/ 全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会/ 日本パラサイクリング選手権・ロード大会
■第2回 JBCF 石川クリテリウム
日付 2022年7月16日開催地 福島県石川郡石川町
文教福祉複合施設モトガッコ周辺特設コース(1周:1.8km)
距離 32.4km
出場 風間 神村 渡邉 若月 鈴木 水野(全員リタイア)
全日本が終わり一旦小休止したあとではあるが前半戦最後のレース3連戦。どのチームも一度コンディションを落としているはずであり、レース展開もそこまで激しくならないのではないかと予想したが見事に裏切られた。コースはテクニカルかつ細く前に上がる場所はストレートのみ。風を受け力を使って前に行かなければいけないコース。
レースはスタートと同時にマトリックスとブリヂストンが牽引を開始。コーナー毎に選手が減っていく超サバイバルな展開に。神村、風間が10周近く粘るもドロップしてしまう。引き続きブリヂストンの強烈な牽引は続き最終的には15名程で最終ラップへ。我々はここに1名も残すことが出来なかったのは反省点である。ブリヂストンのワンツーフィニッシュで幕を閉じた。コースの特性上前から15人ほどしか楽を出来ないコースであったしアタックが許されるペースではなく牽引したブリヂストン勢の強さが際立ったレースであった。中距離の日本代表勢が多く所属するブリヂストン勢のスピードに慣れることも今後の課題の一つに挙げられる。明日のロードレースで巻き返したい。
■第20回 JBCF 石川サイクルロードレース
日付 2022年7月17日開催地
福島県石川郡石川町・浅川町 周回コース(1周:13.6km)
距離 95.2km
出場 風間 神村 渡邉 若月 鈴木 水野(全員リタイア)
本来136㎞で争われるはずであったがエリートクラスにて重大な事故が起きたためスタート時間が遅れたため95.2㎞に短縮されての開催となった。登りに強い神村、サバイバルに強い風間を軸にほかのメンバーはフォローする動きを約束しスタート。1周目からハイペースが刻まれ集団は小さくなる。暑さも相まって厳しさは増していく。神村、風間、若月は難なく集団で走行。鈴木、渡邉、水野は前半でドロップしてしまう。5周目にキナンサイクリングチームのペースアップがあり集団は14名ほどに。ここへ神村は入れず第二集団で先頭を目指すことに。しかし残り2周で足が痙攣し熱中症の疑いもあったため大事を取りレースを降りることに。2日目も全員リタイアという厳しい現実を突き付けられることに。完走さえすれば上位に食い込める厳しいレース。底上げを図りここに食い込んでいけるように修正していく。
■第1回 JBCF 古殿ロードレース
日付 2022年7月18日開催地
福島県古殿町 越代のサクラ周回コース(1周:12.2km)
距離 109.8km
出場 風間 神村 渡邉 若月(全員リタイア)
福島3連戦最終日はクイーンステージである古殿ロード。コースは登りと下りしかなく獲得標高は3500m弱と国内で最も厳しいコースの一つである。1周目の登りで集団はバラバラになると思われたのでいかに前で登り始められるかにフォーカスしスタート。案の定1周目の登り区間で集団は崩壊。半分の人数しか残っていない状態でホームストレートを通過。若月、神村はしっかりとここに残る。その後ろの集団に風間が残り前との合流を狙う。復帰戦の渡邉はまだこの強度は厳しいが10名程のパックで粘って走行。しかし二周目に若月は熱中症の症状が出た為ホームストレートでリタイア。救護に運ばれるも大事には至らず。賢明な判断だった。風間は先頭集団に復帰するも痛恨のメカトラブル。そのままリタイアとなってしまう。神村は20名ほどに減ったメイン集団で展開するもフロントの変速が出来ずインナー縛りとなってしまう。徐々に集団から遅れていき5周目でリタイア。この時点でコース上には30名程しか残っていない。その後もコース上からは選手がどんどんと減り最終的には8名のみが完走できた。キナンサイクリングチームとマトリックスの強さが抜き出ており今のままではまだ勝負できるレベルにはない。イージーコースであればそれなりに勝負は出来るが厳しいコースかつ脚力勝負になるとまだまだ底上げが必要である。
水野談今回の三連戦は厳しいものとなった。3日間全て完走したのは6名のみであった。ここに一人二人と送り込めるよう底上げに努めたい。若手はいつかブレイクスルーの時が来るのでこの結果だけに捉われず前を向いてやっていって欲しい。文武両道で自転車競技を色々な視野から見つめ後悔なくやって欲しい。9月はインカレ、経産旗、群馬三連戦と続くので合宿でコンディションを高めて臨みたい。応援ありがとうございました!